簡単には見つからない?トウシューズの選び方を教えて!

2018.07.09

ballet-shoes-999807_640.jpg


日々のレッスンを頑張ってついにトゥシューズを履けることになった!けど、たくさん種類がありすぎて何を履いたらいいか分からない、、初めての事だから分からない事だらけですよね。今回はトゥシューズの種類や足の形などについてお伝えします!


■買う前に!自分の足のタイプを知っておこう

足先の形には大きく分けて、3つあります。


ギリシャ型...人差し指が一番長い足。日本人ではエジプト型の次に多い。
エジプト型...親指が一番長い足。日本人に一番多いと言われている。
スクエア型...指の長さがほとんど揃っている足。


※一番長い指とは、指そのものの長さではなく、指先の先端が一番出ているという意味です。長さが揃っているとは、指そのものの長さではなく、指先の先端が平らになっているという意味です。


一般的にエジプト型が先広(あるいは幅広)、ギリシャ型が先細(あるいは幅狭)というイメージを持たれている方が多いようですが、エジプト型にもギリシャ型にもそれぞれ、先が広いタイプと、狭いタイプがあります。


自分の足の形を良く理解しておくと、実際にお店で購入する際に分かりやすいかと思います。

■必ずフィッティングしよう!

バレエショップによっては、トゥシューズ選びを助けてくれるフィッターさんがいらっしゃいます。まだトゥシューズの経験が浅い方は、まずはフィッターさんの助けを仰ぐのがお勧めです。シューズ選びのポイントやシューズの種類について、とても知識が豊富です。短時間のうちに、トゥシューズについて詳しくなることが出来ます。


ただし、お店が混んでいると一人のお客さんのトゥフィッティングに多くの時間を割く事が出来ません。そんな時のためにも、早めに知識を吸収し、ご自分で試履しながら、合う合わないの判断ができるようになりましょう。


大きなバレエショップでは、ためし履きコーナーというのがあって、トゥシューズを自由に試着する事ができます。大きさなどは自分に合わなくても、硬さやインソールのしなりなど、自分でチェックする事が出来ます。自分に合ったメーカーがどれなのかある程度の目星をつける事が出来ます。


メーカーが決まれば、あとはサイズや硬さ、幅などの調整のみですから、フィッティングがスムーズに進むと思います。フィッターさんに、「このメーカーのトゥをフィッティングしたい」 と申し出れば、話が早いですね。


■初心者におすすめ!トウシューズの種類やメーカー

ここでは、トウシューズの種類と特徴についてご紹介します。トウシューズには、日本国内のメーカーと国外のメーカーがありますが、あまりにも様々な種類があって、自分にはどんなトウシューズがピッタリ合うのか... 選ぶのがなかなか難しいですよね。


初心者の方にオススメのトゥシューズはこちら!

・シルビア ネオチェリー(シルビア)
「サテントップ」と同じ型。シャンクに天然の本革を使用。踵部分を薄くしてあるため、ポアントで立ったときにぐらつきにくい。土踏まずにフィットしやすく、足の弱い人でも無理なく甲が出る。


・綜芸 はじめてのトウシューズ(綜芸)
型は「ロイヤル」と同じ。シャンクとボックス部分が足にとても馴染みやすい。足にフィットして立ちやすいので、初めてトウシューズを履く人におすすめ。


・チャコット スワニルダ(チャコット)
足の力が弱めの方や、初めてトウシューズを履く方にオススメの「やわらかめ」で「立ちやすい」トウシューズ。


・チャコット ベロネーゼII(チャコット)
シャンクは薄めで柔らかく、足にピッタリフィットする。プラットフォームは広めの楕円形で、ポアントに立ったとき安定感がある。足の力が弱い方や甲の出にくい方でも立ちやすく、初心者から中級者向きのシューズ。


■トウシューズの履き替え時期

見た目とは関係なく、「潰れた時」が替え時です。
・シャンク(トウシューズの中敷きの下にある板状のもの)が柔らかくなり過ぎている。
・立った時、つま先が床に当たっている。
・上手く立てない。
ちなみにお手入れ方法としては、トウシューズは湿気を吸うと潰れやすくなるので、湿気対策が大切です。レッスン後は、
・風通しの良い所で、陰干し。
・消臭スプレーをふったあと、乾燥剤をいれておく。など


今回は初心者の方、大人から子供まで履きやすいトゥシューズをご紹介しました。トゥシューズは、たくさんの種類やメーカーがあるからこそ、自分にぴったり合った物が見つかりやすいです。自分の足の形を知ってぴったり合った物を見つけて、楽しくレッスン出来るといいですね♪